オヤとは・・・・・♪

スカーフを被る習慣のあるトルコでは、
スカーフの縁に思い思いのかわいらしいモチーフを縁取ります。
そのスカーフに施したレース編みの縁飾りのことを
総称して『オヤ』といいます^-^♪

昔から、伝統的な手工芸が盛んであるトルコでは、
オヤをはじめキリムやカーペットなどが有名ですが、


全ての手仕事に共通することは、
地域によって、図柄や模様、好まれた色、


また、製作者の思いや願いが刺繍にこめられ、
表現されていることです。
素敵なことですねっ^-^♪


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



オヤは、使う道具によって呼び名が変わってきます。
少し、ご紹介させて頂きたいと思います!

 

レース針で編まれた トゥーオヤ

 

縫い針1本で編む イーネオヤ

 

ビーズを編みこんでいく ボンジュクオヤ

 

シャトルを使って編む メキッキオヤ
(日本ではタティングと呼ばれています)

U字ピンを使って編む、フィルケテオヤ

 

…などがございます♪

 

 

 

オヤ糸について・・・・♪

トルコで発売されていますオヤ糸は、
ナイロン製・ポリエステル製の素材を使った
オヤ糸が一般的に使用されています^-^

(ひと昔前には、ナイロン製の糸が主流でしたが、
現在は生産を中止されているメーカーが多く、
ポリエステル製の糸に移行されてきております。)

他に、ラメ入りのラメ糸、総メタリック素材、
新素材で新しく発売されました、レーヨン糸
また、ナウルハン村で有名なシルク糸♪♪
など、色々な素材の糸があります。

トルコ人女性は、数あるオヤ糸の風合いや特徴から、
作ろうとしているイメージの作品に合わせて
糸を購入し、思い思いの作品を手がけます^-^


たとえば、「このモチーフであればボリューム感を出した方が
存在感があるので、太めの糸!」とか
「目の細かい繊細で上品な、モチーフを表現したいから、細めの糸!!」や
時には、違う素材の糸・違う太さの糸を
組み合わせて、強弱をつけたりもします^-^

トルコ女性にとってオヤは、ルールにとらわれず自由に、
自分を表現できる場所なのだと思います^-^

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

今回、トルコのオヤ糸屋さんのお店をOPENするにあたって、
トルコで使われている糸を、日本の皆様にぜひ手にとって、


実際に使ってみて感触を試して頂きたい
気持ちがとてもありました^-^♪
「へー、こういう糸もあるんだぁ~」と楽しんで、
作品を作って頂けますように!!


できるだけ、違った素材や違うメーカーのものを、
今後も、ご紹介できればいいな~♪と思っております^-^


 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※写真をクリックすると、商品ページに移動します^-^

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

♪ 材質別 メーカーの特徴 ♪

 

感じ方などには、個人差がございますが、
私が取り扱っている糸の特徴などをまとめてみました^-^♪


「初めてオヤに挑戦してみようかな?!」と思っている方、
 「イメージした作品に、どの糸がしっくりくるのかな?」などお考えの方に、
参考になりましたら幸いです^-^

素材やメーカーの特徴などは、
お客様に感想を頂き、まとめたものになります。
ご協力頂きました方々にとても感謝しております。
やっとまとまりました…ありがとうございました^-^

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


●ナイロン●


細く固めのことから、目の詰まった繊細な作品や、
立体のイーネオヤのお花などに向いているようです。
ボンジュックオヤなどで、繊細な風合いを出したい場合などにも向いています。

 

*altin basak*
編みやすく、ナイロンの中では一番細く伸びがよいのが特徴。




*cizmeli*
編みやすく、固めなのが特徴

 

 

*蛍光*
パンチのある作品が作りたいときに!

 

*グラデーション*
編みやすく、太めで固いのが特徴
作品に動きが出るので、楽しめます^-^

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

●ポリエステル


ポリエステルには、私の知る限りで
大きくわけて3種類の太さの違う糸がございます。


トルコ女性は、この違った太さのものを
使い分けたり、組み合わせたりして、
無限のモチーフを今もなお生み出し続けています^-^♪

 

ポリエステルの糸比較1

 

ポリエステル糸の比較2

 

左が一番細い 『細タイプ』、真ん中が 『中タイプ』、
右が『太タイプ』になります。

一般的に『細タイプ』は、オヤ全般に用いられますが
細いことから立体イーネオヤを繊細で
やわらかいイメージに作りたいとき
また、やわらかく、結び目が作りやすいことから、
イーネオヤ初心者の方などに向いているようです♪

『中タイプ』は、現在トルコで
使用頻度の高い糸になります^-^


オヤ全般に使用できますが、トゥーオヤなど
ボリューム感を出したいモチーフに向いています^-^

『太タイプ』は、パティック(日本で言うルームシューズ?)を作ったり、
シ ョールなどを編んだりします。


また、オヤでは、お花の茎の部分や、
スカーフの縁に沿う部分に太めの糸を使い、
モチーフとの強弱をつけたりします。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



♪ 材質別 メーカーの特徴 ♪

 

●ポリエステル 細●

細く、やわらかいのが特徴です。
結びやすいことから、初めてイーネオヤを
される方など練習用に向いています。


トルコでは、繊細なトゥーオヤの
モチーフなどにも、よく用いられています。

 

*cizmeli*
とても発色がよく、光沢があります。
編みやすく、細めでやわらかいのが特徴。

 

●ポリエステル 中

太めでやわらかいのが特徴です。
存在感のあるトゥーオヤのモチーフ、
ボリューム感があった方が見栄えがよく、
ボンジュックオヤのモチーフなどに向いています。

   

*グラデーション*
編みやすく、グラデーション糸で一味違った作品を♪

 

*altin basak*
発色がよく、細めで根強い人気者♪
 

 

●ポリエステル ラメ糸●

通常のポリエステル中の糸に、ラメが挟み込まれています。

太めの糸ですので、ボリューム感を出したいトゥーオヤや
少し、存在感を出したいモチーフなどにおすすめです^-^

ラメが少し引っかかりやすいので、編む際は注意が必要です。


*ラメ糸*
いつもと一味違った作品を!!
キラッ、と輝くかわいい作品が生まれます^-^

 

●メタリック糸●

ナイロンやポリエステルの糸とは質感が違い、
とても固くキラキラしていてる、変わった糸です。

いつもとは違った雰囲気に仕上げたい時など
作品の幅が広がります。
トゥーオヤに向いています。

  

*メタリック*
人と差をつけたい方に、キラッと輝くモチーフを
イメージした方、ぜひお試しあれ!♪
質感の違う、固めの糸です。

 

●ポリエステル 中サイズ お徳用100g●

通常サイズの5倍の量があります^-^

*ポリ 中 BIGサイズ*
大きなモチーフを作成される方に♪
スカーフの縁用に量が必要な方におすすめ!!

  

●ポリエステル 太いと●

パティックとは、日本語でルームシューズになりますが、
小さい子どもさんに編んでプレゼントしたり
、ショールを編むときに使います。


また、オヤにも、お花のモ チーフの茎の部分や
スカーフの縁の部分など
強弱をつけたい箇所に、使用します^-^

 

*ポり太タイプ*
糸の太さを組み合わせて、
楽しんで見てくださいねっ^-^

 

●シルク糸●

生糸で、作成前に撚る必要があります。
撚る前はとてもふわふわで、
その風合いを生かした作品も作られています。


撚った後は、とても固く伸びません。
目の詰まった繊細で上品な作品が仕上がります。


目の詰った繊細なモチーフ、立体イーネオヤのお花など
繊細な雰囲気を出したい作品に向いています^-^






 

 

*シルク糸*
1つの糸で、アレンジ自在♪
素敵な自分だけのモチーフを生んでくださいねっ♪


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

♪♪素敵な作品が生まれますようにっ♪♪